看護学校の特別講義
2011年10月5日 崎本 とし子 とし子からの手紙
今日は看護学校の講義の日です。今日は、いわゆる「DV法」に関わり、岡山でのDV被害の実状を知り、「二次加害者にならない」医療従事者を目指して欲しい・・・!との願いをこめて、NPO法人さんかくナビの貝原理事長に特別講義をお願いしました。
被害者支援の現場から、被害者や加害者の現実がリアルに語られ、被害者の置かれた状況を理解する糸口になったのではないか・・・と思えました。
DV法では、医療従事者の責務として、被害者に気付いたとき、本人の意思を尊重しながら関係機関との連携をはかり、相談場所をそっと知らせるなどサポートが義務付けられています。しかし、まだ医療現場には対応マニュアルが徹底されていないところも多くあります。
DV被害者にあなたは悪くない!・・・と声をかけることのできる看護師を増やしたいものです。そのために、事実を知り、正確な情報や知識を持って欲しい・・・と思います。
講義のあと、一人の学生が声をかけてくれました。「今日はいい講義をありがとうございました・・・」と。
うれしいですね。少しずつ学生さんとの距離が近づいている・・気がします。講義の日が楽しみとなってきています。