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福田英子の顕彰碑を大阪治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟のみなさんが訪問
2011年9月25日 崎本 とし子 とし子からの手紙
西川沿いの野田屋町公園には福田英子顕彰碑があるのをご存知ですか。今日は大阪から、福田英子の顕彰碑を訪ねて、38人が来岡されました。初めてのことです。
私は、治安維持同盟の中本会長や竹中副会長とともに出迎え、顕彰碑の経過について説明させていただきました。暖かい交流ができ、本当にいい時間でした。
福田英子は、岡山に生まれ、明治の時代自由民権運動にかかわり、女性の自由と解放のために、私財をつぎ込んで弾圧を受けながらも運動を続けた人です。
女性の経済的自立の必要性を主張し続けました。今、女性の6割が非正規労働者という時代にあって、英子が生きていたら、どのように行動し、運動しているだろうか・・・と私はいつも思います。
「私は何度も何度も弾圧を受け失敗をしたが、一度としてひるんで筋を曲げたことはなかった・・・」という意味の碑文は平塚らいてふが書いた文字です。らいてふとは21歳違いで、年上の英子ですが、女性に選挙権もなく、自由と権利のない時代をいき、くじけることなく生き抜いたことに誇りをもっていたのだと思います。
福田英子は岡山の女性のルーツです。理不尽なことに口を閉ざさず、発言し、行動していこうではありませんか!
私は、岡山市が「福田英子記念賞」をつくって、毎年「女性の自立」のために貢献した団体や個人を顕彰してはどうか・・・と考えています。幅広い人たちと運動を作りたいと考えているところです。
大阪のみなさん、本当にありがとうございました。いい旅となりますように、祈っています。