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「がんサロン」のこと・・・今日は上道公民館で「がんサロン」

2015年8月23日 崎本 とし子 とし子からの手紙

私が「がんサロン」(患者当事者が主催するまちなかサロン)をはじめて約4年半になります。

がん治療を終えてやっと1年になろうか・・・という頃、肝臓がんの治療をしておられたMさんの相談を受けて、いろんな制度の活用をお知らせしたりしていました。

そんな時、Mさんは「患者になって初めて知ることばかりだ。患者にとって情報交換ができたり、家族にも言えないいろんなことを話せる場がほしい・・・」といわれました。何より私自身がそれを感じていました。

岡山市がん対策推進条例ではがん患者当事者の声で施策が動くような仕組みができていたこともあり、「患者の実情」をリアルに出し合える場が必要だ…とも感じていました。

友人たちと相談して、2011年2月に初めての集まりを開催。3人の参加でした。(Mさんは残念ながら、入院中で参加できず、そのまま一度も参加せずに旅立たれました。)

患者同士で語り合う時間は、私にとって貴重な時間でした。共通するいろんな不安な心の中の思いをここでは遠慮なく話せる・・・という場所ができたのです。いい仲間と出会い幸せでした。それ以来、毎月第4水曜日の午後2時から4時はがんサロン・たんぽぽカフェの日です。

自分が楽しみにでき、参加する人が笑顔になれる場所として、「語り合うこと」を大切に運営しています。

長くがんという病気と向き合う時代になりました。それぞれが「がんとともに」生きています。すべての話が私にとっては「学び」です。できることなら「患者や家族が流す涙を一粒減らせたらうれしい・・・」と思います。意見交換をしながら必要なことは行政に届ける「物言う患者団体」でありたいとも思います。

緩和ケア医のT先生が「がんサロンは私の緩和ケアだ・・という患者さんがいます。大切なものだと思います。」と言ってくださいました。

たとえがんが体から消えたとしても、人生から消えることはない・・・と思います。私は「2人に一人ががんになり、3人に一人ががんで亡くなる」時代に、「たとえ癌になっても自分らしく生き抜くことができる岡山」を心底作りたい・・・と思います。

人は命に限りがあると知った時に時間を意識し、悔いなく生き抜きたい・・・と切実に望みます。だからできるだけ早く「自分を取り戻したい・・・」。自分を取り戻すためにサロンはとても役立つとおもいます。これからもコツコツと続けたい・・・。

あちこちにたんぽぽの花が咲くように市内のあちこちに広がってほしい・・・と願ってつけた「たんぽぽカフェ」という名前です。今、病院以外に街中サロンが4か所になりました。県北にも広がっていくといいなあ・・・と思います。

患者として、看護師として、人としてこのボランティアを続けることが私のライフワークの一つです。

今日は上道公民館で5月から始まったサロンへ出かけます。どうぞ一人で悩まないでください。あなたはひとりではありません。よければ「がんサロン」へお出かけください。

 

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