平和の礎
2015年6月24日 崎本 とし子 とし子からの手紙
23日は沖縄慰霊の日。摩文仁の丘の平和の礎を私は数回訪問しました。いつもどなたかが訪れその名前を指でたどりながら、会話しているように見える様子を目にしました。平和の礎に刻まれた名前は241336人。唯一の地上戦となった沖縄の悲劇を今に伝えるとともに、その犠牲のすざまじさを伝えてくれます。
「平和の礎」の「伝える力」を感じた私は、岡山にも平和の礎を!と願う一人です。議員の時はその提言をしてきました。石山公園に、岡山空襲で亡くなった2000人に及ぶといわれる犠牲者の名前を刻み、戦争・戦災の悲惨さを伝える力になってほしい・・・と思うからです。人は年を取ると死にますが、平和の礎はその存在を通して「平和の尊さ」「命の尊さ」を伝え続けてくれます。
大森市長さんに戦後70年の事業として取り組んでほしい・・・・!
沖縄慰霊の日の追悼式で、翁長知事は平和宣言をしました。決意に満ちた宣言です。
安倍総理が参加されたようですが、辺野古への米軍基地移設や戦争法をゴリ押ししながらの総理の言葉は空虚で、参加者から非難の声が飛んだそうです。(当然でしょうね・・・・)
心から犠牲者のご冥福をお祈りいたします。
岡山空襲の日は29日。(岡山平和の日です)朝9時に国清寺に行き、戦争を生き抜いた鐘を打ち鳴らして、戦災・戦争犠牲者を追悼する予定です。戦後70年のこの追悼行事(毎年していること)へぜひご参加ください。岡山市では、市民会館での追悼式も行われますが、単なるセレモニーにせず、市長を含めて「戦争法は廃案に!」の思いを確認する日であってほしいものです。