がん治療中の妹と話す・・・「検査の時や化学療法をした日は5万円を持っていく」
私には1歳下の妹がいます。今、まさにがんの治療中です。免疫療法と化学療法を続けています。
幸い副作用が少なくて検査結果も良好のようです。
時々、電話で話します。(愛媛に住んでいる)
「今国会で高額療養費の上限引き上げの予算が出ているでしょう。知っている?」というと、
「あれひどいよね!今でもすごく高いのに・・・!」と。
「どれぐらい外来で払ってる?」と聞くと「44000円。検査や治療の時は高い・・・」と。
いわゆる高額療養費です。
がんの治療は最初の3か月が一番お金がかかります。子育て世代は、仕事ができず傷病手当だと6割に収入が減ります。(派遣社員など身分保障が悪い場合は収入ゼロの人も)そこへ高額な医療費負担です。仕組みを知らなければ、償還払いですから、3割の自己負担分を全額支払い、申請して3か月後の返ってくることになります。3か月を貯金などで補填できればいいですが、できなければどうなるでしょうか。
病気に好きでなる人はいません。がんと告知を受け、まさに毎日自分の体調と向き合うだけでも大変なのに、お金の心配が付きまとうことになります。政府はこういうがん患者の命綱を切るというのです。
がんは2人に一人がなる病気です。他人ごとではありません。
妹に伝えました。「今審議されている予算には高額療養費の上限額を5330億円削る内容が入っている。見直しで長期の場合を据え置きしても約2000億円の患者負担増だよ。こんな予算に賛成する政党は、支持してはダメだよ。よ~く見ておいてね。共産党は信用できると私は思うよ。軍事費や半導体企業への助成を減らせばいいと思わん?」と話しました。
「そうよ!!いらんところの予算を削ればいい。(高額療養費)制度は大事よ。よ~くわかる‥」と言いました。
今まさに闘病中の多くの皆さんは同じ気持ちでしょう。毎年がんと告知される人は約100万人です。「よくなる!よくなる!きっとよくなる!!」と毎日生き抜いて、頑張っているのです。
維新の会の吉村知事は「医療費自己負担を増やして、医療費を「10兆円」削減し、保険料を下げる」(?)などと言っていられるそうですが、苦しむのは子育て世代なのですよ!患者の現状をわかっているとは思えないお考えです。兵庫県議会のひどい所業は維新の議員でしたね。「今だけ、金だけ、自分だけ」の維新の会は国民の命より自分の手柄なのかもしれません。命綱を切る予算に賛成する政党は信じられません。
やっぱり共産党がええなあ!「軍事費削れ!」というの共産党だけですから。なんでほかの政党は言わんのでしょうか。